2024
09.04
09.04
マイクロプラスチックとは | 水道直結ウォーターサーバー ウォータースタンド
WWFジャパンによると、プラスチックは数百年も分解されることなく環境中にとどまると言われています。特に細かく砕けたマイクロプラスチックは、回収するのが困難なので、海洋生物の食物連鎖を壊してしまうこともあります。ここではマイクロプラスチックについての定義や分類、マイクロプラスチックの発生源と解決策についてご紹介しています。
情報源: マイクロプラスチックとは | 水道直結ウォーターサーバー ウォータースタンド
マイクロプラスチックは発生源によって「一次的マイクロプラスチック」と、「二次的マイクロプラスチック」に分類されます。
一次マイクロプラスチック (microplastics)
劣化によってではなく、製品として意図的に製造された微細なプラスチックのことです。
下水処理場でのろ過装置をすり抜けてしまい、小さすぎて回収が困難となります。
例)
- 洗顔料や化粧品などに使用されている小さなビーズ状のプラスチック
- さまざまなプラスチック製品を製造するための原料として使われる米粒大のプラスチック粒(レジンペレット)

二次マイクロプラスチック(secondary microplastics)
プラスチック製品が紫外線や外的要因で劣化、崩壊して細片状(5mm以下)になったものです。
海洋で最も多いマイクロプラスチックです。
例)
- ペットボトルやレジ袋、スプーンやストローなどのプラスチック製品
- 調味料ボトル、発泡トレイ、漁網、釣り糸、ロープなどの漁具など
プラスチックは、現代社会にとって不可欠な存在となっていますが、海洋生物や人体への影響は深刻です。
- 誤飲による健康被害
- 海を漂うマイクロプラスチックは、プランクトンや小魚の餌と間違えられ、海洋生物に摂取されます。
- マイクロプラスチックは海洋生物の消化器官を傷つけたり、体内に蓄積されたりして、生物の健康状態を悪化させ、死につながることもあります。
- 有害物質の蓄積
- マイクロプラスチックは、海中の汚染物質や有害物質を吸着しやすい性質を持っています。
- 海洋生物がマイクロプラスチックを餌と間違えて摂食すると、これらの有害物質も体内に取り込まれてしまいます。
- 生物濃縮
- 食物連鎖を通じてマイクロプラスチックに含まれる有害物質が、生物の体内に濃縮されます。
- プランクトンを食べる小魚、小魚を食べる大型魚、そして大型魚を食べる人間へと、有害物質が高濃度で蓄積されていきます。
- 最終的に、マイクロプラスチックを摂取した魚を人が食べると、体内に取り込まれてしまう可能性があります。
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