06-25 会議: 再生医療・PRP治療・エクソソーム製品の法的課題と医療現場の多様な話題
日時: 2025-06-25 17:01:11
場所:[ヒメクリニック]
参加者:[Speaker 3] [Speaker 2] [Speaker 4] [Speaker 1] [Speaker 6] [Speaker 5] [Speaker 7]概要
この議事録は、2025年6月25日に行われた多様なトピックにわたる複数人の会話をまとめたものです。内容は、自己紹介や参加者の経歴、スタジオドッグランやペットの話題、再生医療・PRP治療・エクソソーム製品に関する法的・社会的課題、医療現場の実態、情報発信やメディアの変遷、労働環境や雇用制度の違い、カメラマン業界の文化、結婚式や葬儀の現場エピソード、障害や教育現場の多様性、ポンゴ(犬)のしつけ、ミーティングの進行など多岐にわたります。各セクションでは、実体験や具体例を交えながら、現場の課題や社会的背景、今後の展望が語られています。最後に、全体のアクションアイテムをまとめ、今後の対応や準備事項を明確にしています。
自己紹介と参加者の経歴
- 福田さん:名古屋を中心に35年ほどイベント業に従事。テレビ、ラジオ、イベントなど幅広く経験し、昨年3月までNHKのキャスターを5年間務めた。富先生とは10年来の友人。
- 高木義明さん:スタジオドッグランの運営者。20年前から名古屋市南区で犬専門のフォトスタジオを経営。ドッグランやカフェも併設。2年前に火災に遭い、現在復旧作業中。
- まゆちゃん:春日井在住の薬剤師。中村から西春日井まで通勤。今回が3回目の参加で、再生医療に興味を持ちスレッズ経由で参加。
– その他参加者も自己紹介を交えつつ、和やかな雰囲気で進行。
スタジオドッグランの紹介と現状
- 1階と3階は復旧済み、2階はもうすぐ復旧予定。
- 1階:フォトスタジオが2つ。
- 2階:受付と貸切用ドッグラン。
- 3階:カフェと共用ドッグラン。
- 屋上:60坪のウッドデッキドッグラン。
– ドッグランが三面あるのは珍しいとの指摘。
犬やペットに関する話題
- 参加者の犬の性格や行動について談笑。
- 「重心が低いから急な方向転換でも転ばない」「転んでも気にしない」など、犬の特徴を紹介。
- 高木さん宅には生後五ヶ月の子犬がいるとのこと。
- 参加者の犬が14キロで、毎日200gずつ増加している。最終的に30キロになる見込み。
- ドリフトが得意な犬や、筋斗を軸に滑る様子など、ユニークなエピソードが語られた。
– タンポという犬が元気だった頃の思い出や、ポンゴという新しい犬との引き継ぎのエピソードが共有された。タンポが亡くなる前の10日間、ポンゴと仲良く過ごしたことが「奇跡」と表現された。
参加者の興味・きっかけ
- まゆちゃんは再生医療に興味があり、美容目的ではなく人のためになる医療に関心。
- スレッズで情報を得て参加。
– まだ勉強中で、今後も学びたい意欲を表明。
ポッドキャスト・名古屋の話題
- インスタで「今日7時30分から復活」と告知、ポッドキャストの生配信も話題に。
- 「日本のポッドキャスター」「名古屋を代表するポッドキャスター」といった肩書きについて、言った者勝ちの世界であると談笑。
– ポッドキャストの知名度はまだ低く、今後の成長に期待。
仙台牛タンの歴史と名物化
- 戦後、牛タンが余っていたため安く仕入れられた。
- 日本料理人が牛タンに「差し」を入れることで、厚切りでも食べやすくした(説明:魚の骨切りのような技術)。
- 牛タン焼き定食が誕生、ご飯は麦飯、スープはテールスープが定番に。
- 仙台駅前のビル4階に店を出し、看板に「仙台名物」と記載したことで名物化。
– 「言ったもん勝ち」で名物になったというエピソード。
クリニックのネーミングと看板
- 名古屋では「日本歯科」「名古屋歯科」など地名や国名を冠したクリニック名が多い。
- クリニック名のルールとして、地名や自分の名前、またはそれに準じたものを使う必要があるとの説明。
– フランス語表記や「さくらクリニック」など多様な名前も存在。
年齢・芸能人の話題
- 参加者の年齢について「40は過ぎてると思う」「年齢は毎年変わるから苦手」といったやりとり。
- 芸能人の年齢や見た目についても話題に。
– 富脇由紀、内田有紀、井川遥など、年齢を感じさせない芸能人の例が挙げられる。
カメラマンとしての経験と著名人撮影
- 高木さんは井川遥、大地真央、菅田将暉など著名人の撮影経験あり。
- 「輸出用の食器が好き」「カップ撮影が好き」といった個人的な好みも披露。
- カメラマン仲間からは「大御所」「重鎮」と呼ばれる存在。
– 松原さんとの比較や、カメラマンとしての立ち位置についての雑談。
その他の話題
- 参加者がコートゲームをやっていること、薬剤師としての活動など日常的な話題も交えられた。
– 水曜会での話題や新しいアイディアについても触れられた。
再生医療・PRP治療・エクソソーム製品と法的・社会的課題
再生医療法とPRP治療の法的枠組み・現状
- 再生医療法では、再生医療に該当する治療行為を「第1種」「第2種」「第3種」に分類し、認定医療機関でのみ実施可能と規定。
- 「輸血」は再生医療法の適用除外とされている。理由は、輸血を再生医療に含めると、一般医療機関での輸血ができなくなるため。
- PRP(多血小板血漿)治療は第3種再生医療として認定を受けて実施されているが、輸血的な手法であれば再生医療法の規制外となり、どの医師でも実施可能。
再生医療を巡る社会的課題とフィルターバブル
- 「再生医療」という名称を利用した悪徳商法が蔓延している現状が指摘された。
- SNS上では「体に良い」「若返る」などの宣伝が拡散されており、検索や「いいね」などの行動により、フィルターバブルが形成されやすい。
- 例:都議選での参政党の議席獲得も、フィルターバブルの影響が大きいと分析。
- GLP-1阻害薬(本来は糖尿病治療薬)が「痩せる薬」として違法に販売されている事例が紹介された。
- 厚生労働省からの通達で禁止されているにもかかわらず、現状も違法販売が続いている。
PRP・血小板・細胞治療の科学的説明と応用例
- 血小板は損傷組織に集まり、修復のためのシグナルを発する「カメレオン的」な細胞である。
- 血小板の本来の働きは、損傷部位に応じた修復を促すこと。血小板を抜いた上澄み液(培養液)には栄養分や成長因子は含まれるが、本来の修復機能は発揮されない。
- 幹細胞(iPS細胞、ES細胞)は多能性を持ち、分化によって様々な細胞・組織に変化するが、血小板治療は異なるアプローチ。
- 肝臓移植前に自分の血小板を戻して血小板濃度を上げることで、移植の成功率が上がるという論文が多く発表されている。
- マラソン選手のドーピング(赤血球の自己輸血)と混同されがちだが、血小板治療とは異なる。
- フローサイトメトリー(細胞表面の抗原を抗体で検出し、光で分析する技術)は白血病診断などに利用されている。
医療現場における偽再生医療・規制の問題
- 認定を受けていない医療機関や無免許クリニックによる「PRP類似品」や「効く」と謳う治療が横行している。
- 医師自身が業者に騙されるケースもあり、儲かるからと安易に導入する例も多い。
- 細胞が含まれていれば再生医療法の規制対象だが、細胞を除いた上澄み液は規制外となるため、グレーゾーンが存在。
- 医師の裁量権が広く認められているため、嘘の治療を行うクリニックが出現しやすい。
- 再生医療機関は厚生労働省の医療機関広告ガイドラインに従う必要があり、広告宣伝が大きく制限されている。
- 一方、無認可クリニックには罰則がなく、やりたい放題の現状。
- 保険未加入や事故時の責任問題も指摘された。
- PRPで「胸が大きくなる」と宣伝し、20万円程度で施術を行うクリニックの存在が紹介された。
- エクソソーム点滴も50万円で「若返る」と宣伝されている。
エクソソーム製品と厚生労働省の指導
- エクソソームは「人の幹細胞を培養した際の上澄み液」に含まれる細胞分泌物。
- これらを使った製品は「病気の治療や予防」ではなく、「試薬」として販売されている。
- 研究用試薬としての位置づけであり、治療目的での使用は認められていない。
- 都道府県や保健所向けに「エクソソーム試薬に係る監視指導について」の方針が通知された。
- 治療・予防目的での使用や宣伝は規制対象となる。
厚生労働省通知とエクソソーム試薬の広告・販売問題
- 厚生労働省が通知を出した背景には、「試薬」と称する製品が医療機関向けに広告・販売される際、病気の治療や予防に使えるかのような誤解を招く表現が見受けられることが問題視されている。
- これらの製品は治療目的ではなく、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づく承認を受けていない。
- 治療目的で使用された場合、品質・有効性・安全性が国によって全く確認されていない状態となるため、消費者の安全性が大きな懸念点となる。
- 病気の治療や予防に使えると明記、またはそれを匂わせる表現。
- 「海外では医薬品として認められている」と説明し、日本でも同様に使えるかのように見せる。
- 国内で承認された医薬品と比較し、「これも治療に使えます」と誤解させる表現。
- 関連研究が盛んであることを強調し、治療効果があるかのような期待を持たせる。
- 「品質管理は医薬品レベル」とアピールし、医薬品と同様に使えると誤認させる。
- 試薬としての使用目的が不明確なもの、または医療機関に対し治療目的での使用を説明するもの。
- ネット上で治療効果に関する口コミを掲載する行為も含まれる。
- 表現が巧妙であっても、実質的に医薬品としての効果効能を謳ったり暗示したり、医薬品と誤認させるものは薬機法上の「無証人無許可医薬品」とみなされ、指導や取り締まりの対象となる。
- 現時点で「エクソソーム」等の名称がついた製品で、薬機法で承認された医薬品や医療機器は一つも存在しないことが強調されている。
- 製品ラベルに「試薬」と記載されていても、売り方や説明次第で法律上は未承認医薬品と同じ扱いを受ける可能性がある。
- 今回の通知はエクソソーム試薬だけでなく、本来治療目的でない製品にもかかわらず、医薬品のように誤認させる広告・販売が行われている全般に適用される可能性がある。
- 厚生労働省は、こうした製品の宣伝・販売に対し監視と指導を強化する明確な意思を示している。
法的・倫理的観点からの医療機関・業者への影響
- 売る側にとっては、規制当局が本格的に問題に取り組み始めたことは大きな影響を及ぼすと考えられる。
- 今後、広告や販売方法に対する規制や取り締まりが強化される見込み。
- 試薬名目で製品を導入し、独自判断で患者への施術に使う医療機関にも、今後倫理的判断や法的責任が問われる可能性がある。
- 規制の範囲や運用が今後どのように広がるか、注視が必要とされている。
- 製品名や宣伝文句だけでなく、法律上の位置づけや承認状況、有効性・安全性の確認状況を見極めることが重要であると強調された。
エクソソーム製品の社会的背景と過去の類似事例
- エクソソーム製品の問題は、過去に「これをやったら癌が消えます」などと謳われた製品が大量に出回った事例と重なる。
- こうした製品は実際には効果がないにもかかわらず、消費者が「藁をもすがる思い」で利用してしまう傾向がある。
- エクソソームは医療機関経由で流通するケースが多いが、化粧品に配合されている例もある。
- 化粧品レベルでの使用は「おまじない程度」として容認されてきたが、点滴など体内に直接投与する用途は想定されていなかった。
– こうした製品が高額で販売されている実態も指摘された。
日本における医師の裁量権と歴史的背景
- 日本の医師の裁量権が広い理由について、戦後の医療体制が大きく影響しているとの説明があった。
- 戦後は医薬品の承認制度もなく、医薬品自体がほとんど手に入らない時代であった。
- 各クリニックや医師が自ら調剤を行い、薬剤師がそれを手伝っていた。
- 例:漢方ではなく、主薬を混ぜて効果を見極め、患者に調合して提供していた。
– 医師が患者を治したいという気持ちから、独自の判断で治療を行っていた歴史がある。
新生児医療の進歩と現場対応
- 新生児分野では、特に「子供には使えません」という薬が多かったため、助からないケースが多かった。
- 例:一酸化窒素療法
- 一酸化窒素(NO)は微量で血管を広げる効果があり、新生児の肺血管拡張に利用される。
- 生まれた直後に肺血管が開かないとガス交換ができず、真っ青なまま心停止に至ることがある。
- 現場対応:
- 体を拭き、気道を吸引し、それでも泣かなければ背中を一度だけ軽く触る。
– 昔のようにひっくり返して叩くなどの強い刺激は逆効果であり、現在は行われていない。
再生医療と広告規制、偽医療の問題
- 再生医療分野で、細胞も入っていないような偽物が広告され、金儲け目的のクリニックが多い現状が指摘された。
- 広告に出ているものは基本的に疑わしいとされる。
- PRP(多血小板血漿)などの名称は記載できるが、「若返る」「胸が大きくなる」「治る」などの効果を謳うことはできない。
- 効果を「期待できる」程度の表現が限界。
- NHKなどの公共放送でも誇張表現は不可。
- 例:エクソソームを宣伝している時点でアウトとされる。
- 価格例:点滴20パーオフなどの広告がLINEで流れてくる現状。
- 細胞加工会社の施設建設には「何百億」もの投資が必要。
– そのため、大量販売が必要となり、商業主義が先行しやすい構造的問題がある。
血小板の再生医療応用と研究動向
- 血小板は止血以外にも、成長因子やサイトカインなど多様な生理活性物質を含み、肝臓の再生や繊維化抑制、抗アポトーシス効果があるとされる。
- 研究例:
- マウスやラットを用いた動物実験で、血小板数を一時的に増やすと肝臓切除後の再生が促進され、生存率も向上するという報告がある。
- 臨床応用例:
- 輸血は再生医療に該当しないが、血小板血漿を戻すことで血小板濃度が上がり、肝臓移植後の予後改善などに寄与する可能性がある。
– 海外では利用例があるが、日本ではあまり普及していない。
情報発信・啓蒙活動の重要性
- 論文や専門資料は一般人には難解であり、AIなどを活用して分かりやすく解説する活動が重要とされた。
- 例:再生医療ネットワークのホームページにある血小板の再生効果に関する論文も、一般人には理解が難しい。
- 一般人が正しい知識を持つことで、偽医療や金儲け主義のクリニックに騙されないようにする。
– AIによる論文解説は、今後大きな効果を発揮する可能性がある。
再生医療と輸血・血液製剤の認可とイメージ
- 再生医療が「変なもの」と思われる要因として、認可やイメージの問題が指摘された。
- 輸血は治療ターゲットが明確なため認められているが、健康目的や臓器修復など明確なターゲットがない場合は再生医療として認可を取るべきという意見があった。
- 「若返り」とは明記できず、臓器修復もどの臓器か明確でないと認可が難しいという課題がある。
- 最終的には「再生医療機関の認可を取ること」が前提だが、輸血としての枠組みで広める方針も検討されている。
- 血液製剤を作る会社を探しているが、細胞加工会社と血液製剤会社は資格が異なるため、別途認可が必要。
- 血液製剤には「怖いイメージ」がある世代も存在。
– プラセンタも血液製剤の一種であり、30代から利用している例もある。
美容点滴・PRP治療の歴史と効果
- 美容点滴は名古屋では昔はなかったが、30年近く前から一部の産婦人科で週3回の頻度で実施されていた。
- 内容はカクテルのように様々で、医師によって独自に作られていた。
- 様々な美容・健康メニューがある中で、PRP(多血小板血漿)治療の効果が圧倒的に高いため、PRP専門に移行した経緯がある。
- 実際にPRP治療を受けた人は、年齢を重ねても効果を実感している例がある。
- 効果は徐々に現れるため、本人は気づきにくいが、長期的な変化が見られる。
- 本当に効果のある点滴治療を提供し、長期的に継続できる治療を目指している。
– 「できるだけ早く」点滴治療を開始したいという意向が示された。
健康・美容関連ビジネスの信憑性と社会的影響
- 過去には「命名の泉枠」や足裏マッサージなど、一世を風靡した健康法や商品が存在した。
- 1975年には足裏マッサージが大ヒットし、出版業界の社長が「足揉み社長」として全国展開した例もある。
- しかし、こうした健康法の中には、法の華や新興宗教的なものもあり、最終的に逮捕や死亡例も出ている。
- サプリメント販売で豪邸を建てたが、早くにガンで亡くなった例や、アムウェイで大儲けしたカメラマンの話も紹介された。
- 健康・美容ビジネスは「言ったもん勝ち」で、真偽が曖昧なものも多い。
– 今回の点滴治療は「本当に効果がある」ことを重視し、過去のビジネスモデルとは一線を画す姿勢が示された。
医療現場の実態と診断の難しさ
- 風邪薬の咳止めは実際には効かないことが多く、呼吸器内科の医師も「咳を止めるのは難しい」と説明。
- 咳は体の排出反応であり、無理に止めることが必ずしも良いとは限らない。
- 熱も同様に、体の防御反応として必要な場合がある。
- 皮膚科の診断では、長時間話を聞くことで原因が特定できる場合がある。
- ステロイドの使い方など、医師の見立てによって治療方針が大きく異なる。
– 患者の症状に対して、ワンストップで対応できる医師の重要性が強調された。
言語聴覚士の役割と専門性
- 聴覚に問題がある子どもが、複数の耳鼻科を受診しても原因が分からなかったが、言語聴覚士のいるクリニックで初めて問題が特定された。
- ざわざわした環境で会話ができないなど、一般的な検査では分からない症状も、専門的な検査で明らかになる。
- 言語聴覚士の資格はあるが、カリキュラムが幅広く、実際に専門的な支援ができる人と、通訳的な役割しか果たせない人がいる。
- 言語聴覚士の業務範囲は広く、認知症の園芸支援から、脳出血後の読み書き訓練まで多岐にわたる。
– 実際に長期入院した経験者からも、言語聴覚士によるリハビリの重要性が語られた。
SNS・AIと文章作成の工夫
- フェイスブックへの投稿について、話し言葉や書き言葉の使い分けが話題に。
- 予測変換機能を活用しつつも、誤字脱字が多発することが課題。
- 「嫁が僕が書き込んだ数分後に見て、舌打ちしながら直す」というエピソードが共有された。
- 熱い思いを「くちゃくちゃのテキスト」にしてChatGPTに投げ、「説得力のある文章」に変換してもらう活用例が紹介された。
– 長文投稿の際はAIの力を借りていることが明かされた。
障害の見え方と診断体験
- 「障害者に見えない障害者」として、精神障害者手帳(二級)を所持していることが語られた。
- 名古屋市の障害者手帳の見た目や、自治体による違いについて説明。
- 「どこが障害者なのか分かりにくい」という周囲の反応と、手帳の必要性について言及。
- 脳卒中による脳の損傷で、読み書きに困難が生じた経緯が説明された。
- 「言語障害者」や「固まり」ではなく、より分かりにくい障害であることが強調された。
- 60歳を過ぎてから2日間にわたる心療内科の検査を受け、「発達障害」と診断された体験談が共有された。
- 検査内容は「1個の質問に対して時間が決まっている」「40分かかる問題もある」など多様。
– 40分間の対応の仕方も観察対象となる。
教育現場・検査の限界と多様性
- 新生児科医の立場から、就学児検査試験の問題点が指摘された。
- 検査は標準的なレベルしか測れず、担当者によって結果が変わる。
- 明らかにIQが低い場合は別枠に振り分けられるが、突出した才能(ギフテッド)には対応できない。
- 日本では「この子は特別な教育をした方がいい」とはならない。
- 小学校2年から4年まで特殊学級に在籍した体験談が語られた。
- 名前が言えないことを理由に特殊学級に入ったが、実際は「桜の木」と名乗るなど独自の世界観を持っていた。
- 特殊学級では「絵を描いていられる」「鑑賞されない」など、本人にとって居心地の良い環境だった。
- 音楽の先生が「曲のタイトルや原語名を覚えているのに自分の名前が言えないはずがない」と気づき、才能が発覚。
- 色覚検査や知能検査の結果は「観測点によって変わる」との指摘。
- 「量子力学じゃないけど、観測点によって結果が変わる」という例えが使われた。
– AIや人間による観測でも結果が異なるため、情報の偏りやバランスの重要性が強調された。
メディア・情報の多様化とバイアス
- 昭和時代は「人の感性もメディアも画一的」だったが、現代はメディアが細分化し、個々人が見たいものを選ぶ時代になった。
- 一つの出来事に対する見方が「何100種類」も存在し、立ち位置によって見え方が大きく異なる現実が指摘された。
- ニュースを見る人と見ない人で世の中の見方が全く変わるという意見も。
- 同じ事実でも、ニュースを伝えるメディアが異なれば全く違う内容になることがある。
- 「忖度」が存在し、例えば地震報道では「こういう方向性の報道をしなきゃいけない」という圧力が働く。
- 昭和天皇の崩御をきっかけに、番組編成や広告が大きく変わった歴史的経緯が語られた。
- 「平成の始まり」が日本社会に大きなバイアスをもたらしたとの見解。
– その後、リーマンショックや東日本大震災など、時代ごとに社会が変化してきた。
昭和から平成への社会変化とメディア
- 昭和時代は「一家に1台のテレビ」で家族全員が同じ番組を見ていた。
- 平成時代に入り、テレビが「一家に2台、3台」と増え、年齢別の番組が増加。
- これにより「無責任な番組が大量増殖」したとの指摘。
- F1・F2(年齢層別)の番組編成が進み、バイアスが強まった。
- 平成のスタート時に「同調圧力」が強まり、広告や番組内容が大きく変化。
- 例:ショールームで赤い車や口紅が「ダメ」とされるなど、社会的な圧力が具体的に語られた。
– 「私がデビューした時に三重県四日市から生中継をした」など、個人の体験談も交えつつ、時代の変化が語られた。
東海地方三県への放送姿勢と視聴率重視の現状
- ディレクターから「視聴率が名古屋しか取れないなら、田舎のことなんて考えなくていい」との発言があった。
- 名古屋は220万都市であり、視聴率の中心とされている(データ:220万)。
- 他地域(例:飛騨や大垣)も視聴している可能性があるが、そこへの配慮は薄い。
– 「名古屋だけでいい」という考え方に対し、Speaker 4はデビュー当時に幻滅した経験を語った。
ニュース報道の変遷とエンターテインメント化
- 昭和時代のニュースは事実伝達が主で、コメンテーターは存在しなかった。
- 当時はアナウンサーのみが記事を読み上げ、個人的なコメントはなかった。
- 平成以降、徐々にコメンテーターが登場し、ニュースに解説や意見が加わるようになった。
- 例:天気予報で「今日は雨です」だけでなく、「傘を持って出かけてください」といった生活アドバイスが増加。
- 最近では「折りたたみ傘でいいでしょう」など、より具体的な指示も見られる。
- Speaker 3は「バカ要請ギプス」と表現し、過剰な指示が視聴者の自立性を損なっていると指摘。
- ニュース番組も視聴率を意識するようになり、内容がエンターテインメント化。
- スクープ競争や、ニュースの前後番組の視聴率に注目する傾向。
– 社会全体の変化として、運動会で順位をつけなくなったり、円周率が「三」になったりする現象も同様の流れと関連付けて言及。
安全重視の報道・鉄道運行と社会的変化
- NHKの教科書を作成したプロデューサーの例を挙げ、働き方改革やトライアス問題の影響で「命がけで放送するものなのか」という議論が生じている。
- かつては現場で事故が発生し、4000件の不幸な出来事があった(データ:4000)。
- 事故防止のため、現場での無理な取材を控えるようになった。
- 台風時の「計画運休」が一般化し、晴れていても運休するケースが増加。
- 以前は鉄道マンの意地でどんな天候でも運行していたが、現在は安全重視にシフト。
– アナウンサーも「安全な室内からお送りします」と明言するようになり、現場での危険を避ける傾向が強まっている。
競争と労働環境の変化
- 競争が存在することで、頭角を現した人材が伸びていくという意見が共有された。
- アナウンサーの世界でも、顔を覚えられることや体を張った行動が印象に残り、競争の一部となっている。
- 「競争がないとろくなことにならない」という指摘があり、競争原理が働かない環境では精算性が落ちるとされた。
- 競争ができる状況を作らないと、働き方改革の名のもとに精算性が低下する傾向があると指摘。
– 「働きたい人はどんどん働きゃいい」という意見も出され、個人の選択を尊重する姿勢が示された。
日本とアメリカの雇用制度の違い
- アメリカでは「働きが悪い、態度が悪い。はい、クビ。もう明日から来なくていい。」という即時解雇が可能であると説明。
- 日本の正社員は非常に守られており、「日本において一番身分が高いのは正社員」という認識が共有された。
- 日本社会が「社会主義」と言われる所以として、正社員の雇用の安定性が挙げられた。
- 日本では業績悪化時に「希望退職」を募ることが多く、結果的にできる人材から辞めていく傾向がある。
– できる人材は独立し、ノウハウや人脈を持って会社を去るため、会社にとってはマイナスとなる。
KDDIとローソンの提携による人員削減と自動化
- KDDIがローソンの株を50%取得し、「未来のローソン」を作る第一歩が始まったと報告。
- この提携により「人員は30%削減はできます」と明言され、実際に「30%カットします」との方針が示された。
- 店舗数を増やしながらも人員を減らすという戦略が取られている。
- 「どうやって働かなくてもいい人が平気でやっていける社会を作るか」を考える必要性が指摘された。
– トラック運転手の不足が叫ばれているが、「三年先確実に余る」と予測され、自動運転の普及が背景にある。
自動運転技術と社会制度の壁
- 自動運転技術は既にビールメーカーなどで実験が始まっている。
- 海外では自動運転タクシーが普及しているが、日本では高齢ドライバーが依然として運転している現状が語られた。
- 自動運転の普及を阻むのは「技術ではなく社会制度」であり、法律改正が必要とされている。
- 雇用を守るために自動運転の認可が遅れるなど、既得権益が障壁となっている。
– 「働くとマイナスになる人材が残る」ことが問題視され、できる人材は独立していく傾向が強調された。
カメラマン採用現場の実態と応募者の傾向
- カメラマンの求人を出すと、履歴書ではなく作品集(ブック)を持参する応募者が多いという実例が語られた。
- 「必ず履歴書をお持ちください。作品集は不要です」と明記しても、作品集を持参する応募者が後を絶たない。
- 作品集を持参した応募者に対し、「見ても評価しない」と伝えても納得しないケースがあり、中には「中で暴れたやつ」もいたというエピソードが紹介された。
- 商業写真と芸術作品は異なるため、スタジオの就職試験では作品集は不要であると説明。
- 「自己肯定感の高さ」や「社会不適合者に近い」といった応募者の傾向が指摘された。
– メディアや雑誌編集部であれば作品集が求められる場合もあるが、スタジオでは不要であるという業界の違いが明確にされた。
カメラマン業界のエピソードと文化
- 師匠とアシスタントが慰安旅行で「誰か写真撮れ」と言われても誰もカメラを持っていなかったという話が披露された。
- 翌年には「カメラを持ってこい」と言われ、しのご(大判カメラ)を持参し、現地で本格的な撮影を行ったというエピソードが語られた。
- 記念写真として「しのごで撮っている様子」を写るんですで撮影し、それがスタジオに飾られたというユーモラスな文化が紹介された。
- プロカメラマンのイベント「フォトネクスト」では、カメラを首から下げている人は「1000人に1人」程度であり、プロの現場では目立つ存在であると説明。
– 結婚式で新郎がプロカメラマンの場合、自らセッティングしてシャッターを切るという実例も共有された。
結婚式の体験と費用削減の工夫
- 10年前に京都のホテルやゲストハウス風の会場で結婚式を実施した経験が共有された。
- 両家が揃い、司会もいる形式だったが、媒酌人はおらず、時代の変化が感じられる。
- 2回目の結婚式では「一人8000円でフルコース、飲み放題」「ゲスト宅の花は不要」「新郎新婦宅の花は1万円」「ドレスは知り合いからタダで調達(ゼクシィ掲載を条件)」など、徹底したコストカットを実施した事例が語られた。
- 3月に東京で行われた結婚式では、新郎が本業シェフであり、自ら料理を一部提供。新店舗で出すメニューも披露された。
– 脳に障害のある新郎新婦(30代)の結婚式では、7時間にわたり撮影が行われ、親族紹介や二次会制の形式で進行。キャパ20人の飲食店で50人以上が参加するなど、現場の大変さも共有された。
写真撮影の現場・技術とエピソード
- 結婚式やイベントの写真撮影では、記録性が重視され、撮り漏れがないよう全員の顔を押さえる必要がある。
- 動いているものと止まっているものの撮影には大きな違いがあり、専門性が分かれる。
- 家族イベント(753や孫の写真など)は業者に依頼することが多い。奥村写真館など具体的な業者名も挙がった。
- 「最高級のカメラ」としてiPhoneが冗談交じりに紹介される場面も。
- 犬や猫、車など多様な被写体の写真が話題となり、照明や背景の工夫、後加工の有無など技術的な話も展開。
- 基本的に照明は一つが原則。太陽が一つであることを意識し、目の中の点(キャッチライト)が一つだと意志が強く見える。
- 女性の場合は照明が二つ三つあると柔らかく見えるため、ハートや星形の黒い紙を使って目の中に映り込ませる工夫も紹介された。
– 物撮りでは映り込みを避けるため、照明の数や配置に細心の注意を払う。
霊柩車・葬儀業界の現状
- 宮型霊柩車の数が減少しており、新しく作ることが難しい(許可が下りない、車検が通らない)。
- 火葬場周辺の住民からのネガティブな意見が増え、目立たない形の霊柩車が主流になっている。
– 業界の変化や社会的背景についても言及された。
血小板治療・再生医療の話題
- シンガポールやイギリスの移植専門医が自己血小板治療に興味を示している。
- 移植の世界では自己血ではなく、血液銀行から取り出した血小板を使用していたが、自己血での効果や安全性はまだ検証段階。
- 血小板自体にトラブルがある病気に対しては、脂肪幹細胞やiPS細胞から血小板を作る研究が進行中。
- 健康な人の自己血を使う場合、それが治療と呼べるかは微妙なラインであるとの指摘。
– ディスコードで資料を共有し、疑問点は随時解決していく方針が確認された。
ポンゴのしつけと行動
- ポンゴは最初のうちはおしっこがうまくできず、ペットシーツをすべて破いてぐしゃぐしゃにしてしまうなど、非常に困った子であったという説明があった。
– しつけの一環として、飼い主が犬に噛みつく方法を用いたことが語られた。これは「親犬が子犬に噛みつく場面がある」ことに倣ったものであり、犬に「ここはダメ」という場所を教えるために噛みついて連れて行くという実例が共有された。
ミーティングの進行とセッティング
- 参加者同士で「もう1回やりましょう」や「加わるんだったら私は大丈夫」といった、進行や参加に関する確認が行われた。
- 「コミュニティFMのゲストが決まっている」ため、その後ろのためにも話を進める必要があるという発言があった。
- セッティングを変える提案があり、飲み物の確保やパソコンの準備が必要であることが話し合われた。
- 「カウンターを使ってもらう」ことが提案され、参加者が了承した。
- 配信があるため、パソコンの準備も必要であると確認された。
– トイレ休憩の後にどうするかについても話題に上がった。
アクションアイテム
- [ ] エクソソーム関連の厚生労働省通知内容を関係者に周知する
- [ ] PRPやエクソソーム治療の広告・宣伝内容の現状調査
- [ ] 無認可クリニックの実態把握と情報共有
- [ ] 今後の規制動向や通知の運用状況について継続的に注視する
- [ ] 医療機関・業者は広告・販売方法の見直しと法令遵守の徹底を図る
- [ ] 再生医療や血小板治療に関する論文・資料の読み上げ・解説コンテンツを作成し、一般向けに分かりやすく発信する
- [ ] 血液製剤を作ってくれる会社の選定・交渉を進める
- [ ] 点滴治療の早期開始に向けた準備を進める
- [ ] ディスコードで血小板治療に関する資料を共有する
- [ ] 疑問点があればディスコードで質問し、解決していく
- [ ] 飲み物の確保
- [ ] パソコンの準備
- [ ] カウンターの利用準備
AI提案
AIは、会議内で結論が出ていない、または明確なアクション項目が設定されていない以下の課題を特定しました。ご注意ください:
- PRP・エクソソーム治療や偽再生医療に関する現場の広告・宣伝実態、無認可クリニックの実態把握、厚生労働省通知の周知徹底が未実施であり、現場での法令遵守体制や具体的な対応策が不明確なまま放置されている。このため、消費者被害や社会的信用失墜、現場混乱のリスクが高まっている。
- 医師の裁量権を悪用した偽医療や未承認治療の拡大リスクに対し、倫理的・法的基準の明確化や医療現場での責任範囲の整理、患者・消費者への注意喚起の具体策が未決定であり、現場での混乱や訴訟リスクが顕在化している。
- 血液製剤会社の選定・交渉や点滴治療開始に向けた具体的な準備内容・担当・スケジュールが不透明なまま進行しており、プロジェクトの遅延や品質・安全性リスクが高まっている。
- 自己血小板治療や幹細胞由来血小板の効果・安全性、臨床応用のロードマップ、健康な人の自己血利用の基準など、研究方針や認可基準が曖昧であり、今後の推進戦略や一般向け情報発信体制が未整備である。
- KDDIとローソンの提携による30%人員削減方針について、具体的な削減方法・対象・スケジュールが不明確なまま進行しており、現場の混乱や業務停滞リスクが存在している。
コメント