2025
12.05

若手医師が美容医療に直接進む「直美(ちょくび)」、国会で質疑 厚労相「好ましくない」 – 産経ニュース

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研修を終えた若手医師が直接、美容医療に進む「直美(ちょくび)」問題が相次いで国会で取り上げられた。上野賢一郎厚生労働相は「多くの医師が特定の診療科を選択するの…

情報源: 若手医師が美容医療に直接進む「直美(ちょくび)」、国会で質疑 厚労相「好ましくない」 – 産経ニュース

研修を終えた若手医師が直接、美容医療に進む「直美(ちょくび)」問題が相次いで国会で取り上げられた。上野賢一郎厚生労働相は「多くの医師が特定の診療科を選択するのは好ましくない」との認識を示した。

1日の参院本会議で日本維新の会の新実彰平氏は「医師1人を養成するのに1億円ともいわれる公費が投じられる中、未来ある医師がその国家資格を人の命と健康を守る医療の根幹に使おうとしないことは社会的な損失」と政府の見解をただした。

上野氏は「医師がどのような診療科を選択するかは医師個人の自由だが、多くの医師が特定の診療科を選択することで、そのほかの必要な診療科で医師不足となることがあれば、好ましい状況ではない」と述べた。

その上で、審議中の医療法改正案には、美容医療を行う医療機関による定期的な報告・公表制度を創設し、都道府県などが専門医資格の有無、安全確保措置の実施状況などを把握し、公表するなどの内容を盛り込んでいると説明。「これによって、適切な美容医療が提供されるような環境の整備を図る」とした。

2日の参院厚生労働委員会では、皮膚科医で美容医療にも関わった参政党、岩本麻奈氏が「悪性腫瘍や膠原病を見抜く、医師が最低限持つべき病理の目は当然の前提。形成外科、救命救急、麻酔科などで修羅場をくぐった医師はリスクをあらかじめ想定し、発生時も適切な対応が可能。しかし、直美と呼ばれる若い医師の多くは、この経験が圧倒的に不足している」と問題提起した。

医療法改正案は4日の同委員会で可決された。

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