聞き覚えのないクリニックかもしれません。再生医療とは自分の身体から細胞取り出し濃縮したり培養を行い、傷ついた臓器や体の部位など自己再生能力を活性化することで失われた機能を回復させる医療です。
ヒメクリニックが第三種再生医療機関として行う「皮膚再生医療」とは、患者様ご自身の血液から血小板血漿を高濃度に濃縮し、皮膚下に戻すことで皮膚細胞の再生を促すものです。
血液中にある血小板は、怪我をした場合に傷口を回復させる成分です。高濃度に濃縮した血小板血漿は新たに細胞レベルから新しい皮膚を作り出します。
これまで、ヒメクリニックでは様々な美容機器、美容向けの薬剤、成長因子を使用し綺麗になるための施術を行ってきました。しかし、美容医療とエステの境界線も曖昧になり、機器、薬剤メーカー主導の施術メニューでは継続的な美しさ、健康的な美には至らず、施術であっても、治療と呼ぶには程遠いものでした。
医師が医療として行うからには、治療と呼べるものを提供したいと皮膚再生医療クリニックを開設するに至りました。
美容医療との違い
美容医療では施術を行ったあと、効果がどの程度、どれほどの期間継続するかという話題になります。ことは使用する薬剤、成分がどの程度留まって、効果をだしてくれるかという意味です。
しかし、再生医療では自分自身の細胞を活性化し、皮膚が若返ることで目的を達成します。薬剤、成分が効果を発揮することではないため、効果が消えることはありません。治療後効果をあげ数ヶ月にわたって、皮膚ははり、コシを取り戻し、数年前の状態を取り戻します。ただ、その後普通に時間に従って老化が進行するだけなのです。
皮膚再生医療クリニックに至る理由
一般的な美容医療ではなく皮膚再生医療に進んだ理由があります。皮膚というのはとても繊細なもので、人の生命にも関わるものです。
私は周産期(出産の妊婦から、産まれた赤ん坊を対象とする)の医療で、救急救命を含む命に直結した医療に携わってきました。早期に産まれてしまった超低体重の赤ん坊はまだ肌(皮膚)も出来上がっておらず、命を救うには肌を作らせるしかありません。また弱い肌は些細な刺激でも壊れてしまいます。触ることすらできない繊細なものなのです。
医師として学んできた肌と接する、肌を作るプロセスと綺麗になるための美容医療の間には大きな隔たりがあり、本当に綺麗になるためには赤ん坊の肌が作られる仕組みの応用が必要だと感じたのです。
必要なのは自分の細胞が活性化し新たに質に良い皮膚を作り出すこと。異物を入れたり、強い刺激で傷の修復をさせたりするのは長い目で見て有害だと感じたのです。
薬剤、施術の効果がある期間を主張するのはおかしな話です。シンデレラのように0時をすぎると魔法が解けてしまうのも困ります。ましてや効果がなくなるだけではなく悪化してしまうのは悪い医療です。
自分の体が持つ能力を医学の力で引き出す。ご自身の血液から血小板血漿を高度に濃縮して治療に使う。細胞レベルで肌を綺麗にするために皮膚再生医療が必要になったのです。
この治療を行うためにヒメクリニックを第三種再生医療機関に申請、登録し安心して治療を受けていただけるよう人、場所、技術、知識を磨いてまいりました。
ぜひ診察(カウンセリング)からスタートして、本当の美しさとタイムマシンを利用したかのような若返りを実感してください。