私の世代からあとは、世の中が活気に湧くなような
好景気なんて見たことがない。
元々新生児科医だった私は、ここ数年の大幅な出生数の減少が気になるし、私の世代以降は、出生数は減少ばかり。
1950年には234万人。その方々が働き盛りの1980年代、1990年代は景気が良かった。
2016年には100万人、2023年は73万人割れ、2024年は68万人の予測。
今起きてる埼玉の道路の大規模陥没が典型。
働く人口が多かった景気が良かった時に、拡大一途の街づくりの建物や道路や水道、電気などの整備されたインフラ。そして、いま、急速に老朽化を迎えてる。
社会保障も国や自治体の機能そのものも維持ができなくなるのは容易に想像がつく。
これだけ人口が減っていってるのに、円安の影響もあるかもしれないけど、過去最大の税収とか言ってるのがおかしい。1950年と比べると出生数は70%以上も減っているのに…
働いている人、未来を担う子供たちのことを思えば、あまりにも不平等と思うし、これまでのままのやり方で便利で補償された世の中を望むなら、未来を担う若い人、子どもたちは重税だけに苦しむことになることを心配してしまう。
誰もが好景気を実感した世の中を支えた出生数よりも、今は、70%以上減った。想像すれば避けられない現実を、国や政治家、国民も考えないと、子どもたちの未来が…
そんなことを元小児科医としては憂う。
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